平成29年7月23日(日) AM8:00頃
秋田県内全域による記録的大雨により、ついにトルサファームの畑がある雄物川沿いの畑地帯が水没しました。
あれよあれよと雄物川上流から水が流れてきました。
雨はそれほど降っていなかったこともあり、想像をはるかに超える水の量となりました。
深いところでは150cm以上になったと思われます。

父によると、これほどの水が流れ込んだのは昭和22年以来だそうです。
もちろん、私にとっては初めての光景でした。

まさに「川」そのものです。

普段の畑の風景はこんな感じです。

少し高い場所にある畑は大丈夫だろうと、さほど心配はしていませんでしたが、
あっという間に、水が迫ってきます。

まさに目の前で水が流れこんできました。

数分後には、こんなに水が!

心配で畑を見にくる人があとをたたず、その姿や表情を思い出すと本当に胸が痛みます。
退職後の楽しみとして、丁寧に丁寧に畑づくりを楽しんでいたご夫婦。
スーパーに地元産の野菜を出荷する為に、懸命に野菜づくりをしていた方。
心の体調が悪く、家族のすすめで野菜づくりを始めた若者。

それぞれが、それぞれの想いを込めて野菜づくりをしていた畑が、すっかり水没してしまいました。
収穫間近のかぼちゃやスイカ。とうもろこし。なす。
堀り残しのじゃがいも。
ねぎや枝豆も水に隠れてしまいました。

トルサファームは畑が数カ所あり、すべてがダメになったわけではないのですが、
大打撃に違いはありません。

しかし、自然の驚異の前では、為すすべがないことを改めて実感しました。

まだ水は引けませんが、作物の生命力に望みをたくしたいと思います。


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