2024年は、能登半島地震の痛ましいニュースに心がざわざわするスタートとなりました。誰も悪くないのに。。。言葉が見つかりません。

日常というものが普通ではなく、いかに幸せなのかと感じる新年となりました。そして、改めて自分の生き方を考えさせられました。去年の目標にひとつに、やってみたいと思った事をまずは行動に移す。というものがありました。兼ねてからやりたかった、パーマカルチャーをテーマにした場所づくりに着手したのですが、2023年7月15日(土)の大雨により雄物川から水が溢れだし、畑が水に流されてしまいました。残念ながら、今後も水が溢れる可能性があるので、その場所はあきらめることにしました。また、やり直しです。

そんな中にもちょっとした奇跡が。初めて挑戦した綿花を植えていたのですが、なんと水の被害にも負けずに綿の実をつけました。ただでさえ寒い秋田で育てるのは難しいと聞いていたので、喜びも倍増です。

綿の実は、それはそれは真っ白でふわふわで、こんなにも愛らしいものとは知りませんでした。しつこいくらいに感動しました。今年は紡いで糸にして、草木染に挑戦したいと思います。

やってみたことで味わえる感動でした。

こんなふうに、小さなことでもやりたいことをやってみる日々を重ねていくことが、とっても大切に思えます。いつか人生を振り返った時に、「よくやったな私」と思えたら大満足の人生になるような気がします。

思い立ったが吉日。とまではいかなくとも、「思い立ったが吉年」となるよう、今年も楽しみながら取組みを続けていきたいと思います。ちなみに今年は精油の蒸留に挑戦したいと思います。

どうぞ今年も温かく見守っていただけると幸いです。
健康で心弾む一年になりますように。

新年おめでとうございます。
昨年も素敵な出会いがあり沢山の方にお世話になりました。ご縁をいただいた方々に改めて感謝申し上げます。また、変わらぬご支援ご協力、本当にありがとうございます。
本年もどうか宜しくお願いいたします。

トルサファームの畑がある場所は秋田市のはずれで、私はそこで生まれ育ちました。幼い頃はおよそ30件の集落でしたが、いまや十数件が空き家となっています。18歳以下の子供は一人もいません。主を失い老朽化が進む空き家を見るのは、単純に悲しい気持ちになります。世代が変わり、作付のされない田畑はあっという間に藪や萱で覆われていき、自分の家の田畑がどこなのか、はっきり分からない人もいます。

先祖代々の土地を守りながら、生計の足しになるようにと田畑を耕し、家まわりはいつだってキレイに。子供たちは集落をかけまわり、おばあちゃんたちはお茶飲み会。。。今は、その日常が当たり前だった暮らしが特別だということに気づかされます。

私ができることは、畑を耕し続けることしかありませんが、あの頃の日常の風景を一部分だけでも守り続けたいと思います。そしてトルサファームとして皆様に新鮮野菜をお裾分けできれば幸いです。

今年も自然とともに自分らしく自分の歩幅ですすんで参ります。

心かろやかな日々を過ごせますように。

新春のお喜び申し上げます。
いつもアプリトリップをご支援ご協力いただき、本当にありがとうございます。
昨年は新しい出会いがあり、有難い1年となりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

コロナウィルスの変異株が次から次へと現れ、感染が収まらない昨今、常にマスクをして、会食や外出を控える日々が日常となりました。慣れとは怖いもので、そのことに対してストレスを感じなくなっている自分がいます。そして、人間には環境適応能力が備わっているということをまじまじと体感しています。

人込みにいけないならと登山をしたり、滝を見に入ったり。外食できないならと、レシピを見ながら初めての料理に挑戦してみたり。むしろ、これまでにないほど、充実とした時間となりました。

なかでもトルサファームの活動は、私にとって格別の時間となりました。楽しみのひとつは、四季折々のもぐもぐタイム。ふきのとうから始まり、わらび採り。おやつにいちごやミニトマト。夏、喉が渇いたらスイカをがぶり。秋は栗をひろい、イチジクをかじり、柿を干し、なつめをパクリ。それはそれは満喫させてもらいました。

小さな畑は、ほぼ手作業で工夫と試行錯誤の連続です。うまくいかないことが多く泣きたくなる時もありますが、芽がでる姿をイメージして、汗をかいて実践して、成長して美味しい野菜になった時は、思わず笑顔がこぼれます。

私にとって畑での取組みは人生の学びです。全く人の手を借りずに喜んで育つ野菜もあれば、手をかけすぎて駄目になる野菜もあります。よく言われることですが、子育てに似ています。雑草は嫌われ者ですが、うまく利用することもできます。ものは考えようですね。何度も塩梅が重要です。

それに自然は”あたりまえ”の大切さを教えてくれました。自然にとってのあたりまえ。植物にとってのあたりまえ。自分にとってのあたりまえ。あたりまえが必ずしもあたりまえではないと気づいたら、日々の暮らしが変わりました。人も景色も愛おしく感じますよ。自分のあたりまえ”をしっかりやっていければ、少々楽観的ではありますが、きっと人生、万事うまくいくと思います。それぞれの”あたりまえ”を改めて考えて大切にしていきたいものですね。

四季を感じながらの畑での経験が、自分の人生を豊かにしてくれます。一生涯かけて土の変化や野菜の成長を楽しみながら、自然から生き方を学んでいこうと思います

皆様にとりまして、健康で笑顔に囲まれる一年となりますように。

2021年が始まりました。
旧年中は、ご支援ご協力いただき、本当にありがとうございました。
アプリトリップと繋がるすべての皆様に感謝申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2020年は、COVID-19の感染が世界中に広がり、これまでの生活様式が変わり、当たり前だったことが当たり前でなくなりました。外出時のマスクの着用は当たり前になり、自由な移動は当たり前でなくなりました。海外はもちろん国内であっても気軽に県をまたぐことに罪悪感すら感じるようになりました。友人や大切な人と会えず、寂しい想いをされている方も多いと思います。

でも、良いこともありました。人と会う機会が減り、自分と向き合う時間が増えました。近年の私は、何か新しいことを始める時には、知らず知らずのうちに誰かを頼っていました。失敗したくない、効率よくやりたい、などという思いが歳をとるにつれ大きくなり、いわゆる守りの人生を歩んでいたと気が付きました。結果、詳しい人が近くにいない、日程が合わないなどと自分に言い訳をして、やりたい!やってみたい!ことを始められずにいました。

2021年は、人に頼らず「自分でやってみよう」と思います。失敗を繰り返し、時間をかけ学びや経験を充実させることで、いつか自由にたくさんの人に会えるようになった時に、自分の世界がもっともっと広がるような気がします。

こんなふうに決意をすると、不安で暗い話題の多いこの時代であっても、とってもわくわくするんです。どんな状況になろうとも、自由に思想することはできるし、自分でやりたいことはできるのだから。

皆様にとりまして、明るく健康な一年となりますように。

新年おめでとうございます。
昨年も沢山の方にお世話になりました。ご縁をいただいた方々に改めて感謝申し上げます。
本年もどうか宜しくお願いいたします。


今年は雪が積もらないということもあり、年末年始の気持ち的な区切りをあまり感じないお正月となりました。
しかしながら、カレンダーの1月のページを目にすると新しい年の始まりだということをまざまざと見せつけられ身が引き締まる思いです。

近年、歳を重ねるにつれ、「死」というものに立ち会うことが多くなりました。私の場合、それは突然やってきて、悲しむという感情よりも唯々その人の肉体がなくなってしまったとういう現実を突きつけられたような気分になります。
生かされている私ができることはなんだろう? それは、「今を生きるだけ」。では、どのように生きたらよいのだろうか? 日々思いは変わるもので、答えは容易には見つかりません。
ただ思うのは、その時にできることを懸命にやる。ということだけです。
シンプルな暮らしの中に生きがいを見出して生きることをその時がくるまで続けるだけです。

アプリトリップは、大それたことはできません。ですが、ご縁をいただいた方々がほんの少しでも幸せを感じてもらえるように、誠意をもって活動をしていきたいと思います。

今年もどうぞ、笑顔いっぱい心豊かな一年となりますように。