新春のお喜び申し上げます。
いつもアプリトリップをご支援ご協力いただき、本当にありがとうございます。
昨年は新しい出会いがあり、有難い1年となりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
コロナウィルスの変異株が次から次へと現れ、感染が収まらない昨今、常にマスクをして、会食や外出を控える日々が日常となりました。慣れとは怖いもので、そのことに対してストレスを感じなくなっている自分がいます。そして、人間には環境適応能力が備わっているということをまじまじと体感しています。
人込みにいけないならと登山をしたり、滝を見に入ったり。外食できないならと、レシピを見ながら初めての料理に挑戦してみたり。むしろ、これまでにないほど、充実とした時間となりました。
なかでもトルサファームの活動は、私にとって格別の時間となりました。楽しみのひとつは、四季折々のもぐもぐタイム。ふきのとうから始まり、わらび採り。おやつにいちごやミニトマト。夏、喉が渇いたらスイカをがぶり。秋は栗をひろい、イチジクをかじり、柿を干し、なつめをパクリ。それはそれは満喫させてもらいました。
小さな畑は、ほぼ手作業で工夫と試行錯誤の連続です。うまくいかないことが多く泣きたくなる時もありますが、芽がでる姿をイメージして、汗をかいて実践して、成長して美味しい野菜になった時は、思わず笑顔がこぼれます。
私にとって畑での取組みは人生の学びです。全く人の手を借りずに喜んで育つ野菜もあれば、手をかけすぎて駄目になる野菜もあります。よく言われることですが、子育てに似ています。雑草は嫌われ者ですが、うまく利用することもできます。ものは考えようですね。何度も塩梅が重要です。
それに自然は”あたりまえ”の大切さを教えてくれました。自然にとってのあたりまえ。植物にとってのあたりまえ。自分にとってのあたりまえ。あたりまえが必ずしもあたりまえではないと気づいたら、日々の暮らしが変わりました。人も景色も愛おしく感じますよ。自分のあたりまえ”をしっかりやっていければ、少々楽観的ではありますが、きっと人生、万事うまくいくと思います。それぞれの”あたりまえ”を改めて考えて大切にしていきたいものですね。
四季を感じながらの畑での経験が、自分の人生を豊かにしてくれます。一生涯かけて土の変化や野菜の成長を楽しみながら、自然から生き方を学んでいこうと思います
皆様にとりまして、健康で笑顔に囲まれる一年となりますように。